かな料紙 - 小室かな料紙工房 -

伝統的製造方法で、書道用かな料紙を製作しています。このWebサイトでは、製作に係わる職人の立場から、かな料紙の作り方や種類など説明したいと思います。

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工房日記の記事一覧

常陸太田手仕事展

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今年も常陸太田手仕事展に参加します。
今年は「Kenpoku Art 2016  茨城県北芸術祭」が
開催されます。
       https://kenpoku-art.jp/

同じ期間に合わせて、市内の工芸作家が
いくつかの会場で、展示をします。
詳しくは日程表をご覧ください。

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私は「オープンギャラリー倉」にて。

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趣のある、とても素敵なぎゃらりーです。

       http://www.sunny-sunday.net/kura.html

二階があるので、継紙の
ワークショップを予定しています。

≪ワークショップ 継紙を作る≫
ハガキ判の料紙を継紙にする体験を
して頂こうと思います。(使用する料紙5枚)

 ・所要時間   60分~90分くらい。

 ・費用     2,000円(税込)  材料費も込みです。

 ・受付時間   10時30分から
         13時から
         15時から  の三回です。

 ・人数    一度に6人くらいかと思われます。
        満席の場合はご容赦ください。
        予約もお受けいたします。
          ℡ 0294-82-2451

≪オープンギャラリー倉 かな料紙≫

 9月22日(木・祝日)~9月25日(日)

  10時~17時まで

皆様にお会い出来ますことを
楽しみにしております。 

児童館


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練馬北町児童館夏休み企画
  匠の技を体験しよう「書道家&かな料紙職人」

 田山 and 小室 の迷コンビ、またまた登場です。

 企画が学校時代同期のK 君。(児童館勤務)
 初めての同期三人による活動でした。
 一緒に会うのも久しぶりです。

 主に低学年の子供たちに
 かな料紙の作り方を説明してから
 体験してもらいました。

 写真は版木の説明をしているところです。
 撮影はすべて田山君です。

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 版木で文様を摺って見せています。

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 もうひとつ。
 紙に薄く膠を引いて
 砂子を撒いています。

 この二つを子供たちに、実際に体験して
 もらいました。

 皆さん、すごく真剣で素晴らしい集中力でした。
 かな料紙が何かを、うまく分るように
 説明出来なかったので
 何を作っているのか?
 今一つよくわからなかったかと思います。

 それでも、記憶に少しでも残ってくれたら
 良いかな。

 この後、田山君の書の体験へと続きました。
 
 盛りだくさんの内容にもかかわらず、
 皆さん、最後まで集中が途切れることなく。
 子供の可能性を感じる、貴重な経験でした。

アーティフィシャルフラワー

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かな料紙を使った作品を
工房に飾りました。

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アーティフィシャルフローリスト かわめ真紀子さんの作品です。
昨日まで、ひたちなか市のGALLERY SAZAにて
個展をされていました。

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素敵にかな料紙を使って頂き、
すごくうれしい!です。

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工房が華やかになりました。

砂子の筒(カスミ振り)

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砂子は箔をフルイで細かくして作り、
筒で紙の表面に撒いて装飾します。
今回はカスミと言われている振り方をする筒のお話です。

昨年、7月2日にも一度取り上げています。
こちらも良かったらご覧ください。

 http://kanaryoshi.com/1533/

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今まで使っていた筒を思い切って作り直しました。
張ってあった布を外して形を整え、新しく張り直しました。
張ってあるのは絵絹です。これが今のところ具合が良い!

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今回は2ミリ幅から3ミリ、4ミリ、5ミリをそれぞれ金と銀で8種類製作。

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父が使っていた筒もきれいにして使えるようにしました。
使い込んでいるので側面は振るときにたたいたクボミが付いています。

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これでアップで撮影しても耐えられる仕事ができるでしょうか?
古典には様々な形のカスミ振りがありますが、
どれだけ近い表現ができるか、まだまだ先は遠いです。

泥引き(でいびき)

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かな料紙の装飾技法に「泥引き」があります。
写真は、先日お客様がわざわざ持ってきて
見せて頂いた色紙です。
あまりに良いものなので、資料にと
写真に撮らせて戴きました。

もしよかったら、とお聞きしてみると
ブログへの掲載を快く了解して下さいました。

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横にカスミのように金泥が引かれている部分が
泥引きです。
残念ながら、私はここまで出来ません。

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これは祖父が持っていた資料の中の
泥引きの色紙です。
これもまた、良いお仕事です。

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ぜひ、自作できるようにして
ブログでアップ出来たら!
と、思っています。

広島県熊野町 筆の里工房

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4月9日(土)、広島県熊野町にある筆の里工房にて
はがき判の継紙を作るワークショップをしました。

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8日(金)に楽しみにしていた熊野町の筆屋さんを訪問。
広島駅でレンタカーを借りて、町を回りました。

「破壊と創造」-比田井天来・小琴、芸術書に捧げた生涯―
 開催中の展示を見ながら、見学させて戴きました。

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今回の講座では、シンプルなデザインではありますが
実際に仕事で行っている方法で、作ってもらいました。

簡単に料紙の説明をした後に、作業開始です。

まずは、型紙に合わせて料紙を切る工程の実演です。
アイスキと呼ばれている幅2㎜の版画刀を使って
5枚の料紙を一度に切ります。

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午後014

その次に、切って貼り合わせる部分を裏側から
カミヤスリで擦り、なめらかにします。

貼り合わせる幅だけ、ずらしています。
こうすることによって、貼った時の段差が少なくなり
書くときの影響が少なくなります。
とても大切な工程です。

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ここまで実演した後で、作業を始めてもらいました。
皆様、とても真剣です!

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この後が、貼り合わせる工程です。
生麩(しょうふ)の粉を一時間ほど炊いて作った糊を
使って貼ります。
ここでも、貼り合わせる幅だけずらして
何枚かまとめて糊を付けます。

トレース台を使うと、重なり具合がはっきりわかるので
便利です。

この作業も実演をした後に始めてもらいました。

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5枚の料紙を一度に切って、それぞれ組み合わせを
替えて貼り合わせます。

いろいろな継紙が出来上がります。

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参加された皆様が、無事に5枚の継紙を完成!!
2時間の中で仕上げる事が出来ました。

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午前の部30人、午後の部30人の応募が
ほぼ満席でした。

参加して頂いた皆様、ありがとうございました。
「楽しかった!」とお声をかけて頂き、一安心です。

筆の里工房のスタッフの皆様に、たくさん助けて
頂きました。感謝です。

 (写真は、すべてスタッフの方が撮影しました!)

桂本万葉集の料紙

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桂本万葉集の料紙を製作しました。
工程を紹介しようと思います。

原本の料紙は染紙に金銀泥を使って、鳥や草木が
描かれています。

作業は、染紙に金泥の木版と銀泥の木版の
2版をつかって文様を入れます。

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写真は、金泥を膠で解き、フノリを加えたものが
鉢に入っています。
始めに木版で金泥を摺ります。

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これは、版に金泥を付ける道具です。
桐の木の台に絹本が張ってあります。
これも、近所に住んでいる木のおもちゃ作家さんが
作ってくれました。
以前の投稿で、箔盤を作ってもらっています。

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解いた金泥を木版に付けているところです。

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ここに染紙を乗せてバレンで摺ります。

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手元の拡大です。

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金泥だけ摺りあがったところです。

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銀泥の版です。

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金と同じ道具が銀泥用にあります。

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金銀の泥で摺りあがったところです。
これで仕上がりです。

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もう一種類の桂本万葉集の料紙です。
5色くらいの染紙を使って製作します。

梅津会館のひなまつり

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梅津会館にて、小佐畑さんの「桂びな」と
かな料紙の
コラボ展示が始まります。

本日、搬入をしてきました。

感想は?

予想以上でした!!
かな料紙がお雛様に引き立てられて
とても良く見えます。

期間が一カ月有りますので、多くの皆様に
ご覧頂けましたら嬉しいです。

 

 【梅津会館のひなまつり】
  
  常陸太田市郷土資料館梅津会館

  平成28年3月1日(火)~31日(木)
    休館日 7日・14日・22日・28日

    午前9時~午後5時

    お問い合わせ   常陸太田市郷土資料館
               0294-72-3201

紙を染める 糸を染める

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紫根の試し染をしています。
太郎は今まで染色をしていましたので
工房であまり使わなかった染料を
試作してもらっています。
紫根は、使っていましたが
今回は、染め方が自己流だったので
技法の確認のために試してもらいました。

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紙の試し染めを見て、
「え!何これ。」という感じ。
色が薄すぎます。
「こんなので、糸が染まるの?」
と、いう私に糸を染めて見せてくれたのが
最初の写真です。
染めた後の水洗いをしているところです。

紙を染めたものと同じ染料です。
染まるのを見ていて、驚きと感激と。
紙と糸の差を感じました。

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乾燥しているところです。

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以前、今回の試しとは別の機会に染めた料紙です。
少し楢の染料を混ぜて、古色にしています。

紫根はむらさき草の根で、古来より染色に
使われています。

広島でワークショップ

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4月9日(土)に広島県熊野町にあります「筆の里工房」にて
ワークショップを開催することになりました。

    午前の部  10時30分から12時30分
    午後の部  13時30分から15時30分
      午前、午後とも同じ内容です。
      各回30人づつの募集です。
      事前の申し込みが必要です。

当日は料紙の説明をしてから、参加者の皆様に
継紙を体験して頂く予定です。

熊野町は有名な筆の町です。
一度、行ってみたいと思っていましたので
とても楽しみにしています。

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パンフレットは天来先生と小琴先生の特別展です。
このような時期にやらせて戴けることは
とてもありがたいことだと思っています。

お近くの方で、このブログをご覧になりましたら
ぜひ、お出かけになって下さい。

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