かな料紙 - 小室かな料紙工房 -

伝統的製造方法で、書道用かな料紙を製作しています。このWebサイトでは、製作に係わる職人の立場から、かな料紙の作り方や種類など説明したいと思います。

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工房日記の記事一覧

ゴールデン文具 体験会の報告

ゴールデン文具さんで、9月6日、7日の体験会が
無事に終了いたしました。
ほぼ満席のお申し込みを頂きました。

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

「楽しかった!」と言って頂けたのが大変嬉しく、
気を良くして、また何か考えようと思います!

ゴールデン文具の皆様、大変お世話になりました。

さて、話は変わって台風は大丈夫だったでしょうか。
工房の有る常陸太田市里美地区は、避難準備情報がでましたが、
無事でした。

先ほど解除になり、現在は青空が広がっています。

砂子の筒を作る


竹を使って、砂子用の筒を作りました。


今回作ったのは一番荒い砂子用です。


竹の切り口を細工用のカッター、または小刀で
削ります。
張る糸は、絵絹をほぐして使っています。
特に糸の素材は決まっていません。
身近にあるもで良いと思います。


私が使っている荒砂子用に作った筒は、(左側)
ちょっと量が出過ぎるので、少し狭く張って
量を調整しようと思います。


筒の周りに両面テープを張って、糸を止めていきます。
仕上げは、鹿皮を巻いてお化粧です。


9月にゴールデン文具さんの体験会があるので
さっそく使う予定です。

体験会はお陰様で順調にお申し込みを
頂いています。

まだ少しお席に空きがございます。
ぜひ、お問い合わせください。

《体験会日程》
    A4くらいの 大きさの染紙に砂子を振ります。5枚仕上げる予定です。
               
 9月6日㈮       13:00~14:30
             15:00~16:30
                                  (残り 少数です)
 9月7日㈯       10:30~12:00
               13:00~14:30
               15:00~16:30
                   (まだお席が有ります)

                           
《参加費用》
  お一人様  4,320円(税込)
《定員》
  各回  6名様
《お申込み・お問い合わせ》
   ゴールデン文具株式会社
     ℡  045-201-7118
     FAX 045-201-2039 

皆様のお越しをお待ちしております。

香りを辿ってみると

 

工房の裏山から、ここ数日甘い香りが漂っています。
藪をかき分けて、行ってみました。


香りに誘われて、黒いアゲハ蝶がたくさん!
何とか写真に収めたいと追ってみたのですが、
動きが早すぎて撮れません。



で、待ち伏せしてみることに。
大量のやぶ蚊と虻に耐えて、やっと撮った写真です。

この植物、調べてみたら臭木(くさぎ)で実は染料になります!
秋になったら収穫してみます。

香りに誘われて、染料を見つけたお話でした。

ゴールデン文具 秋の体験会

【ゴールデン文具株式会社 秋の体験会】
桜木町駅前のゴールデン文具さんで、かな料紙製作の体験会を行います。
今年は砂子を撒く作業を体験して頂きたいと思います。

美ノ判2分の1(19.5㎝×28㎝)の大きさの染紙に
砂子を撒きます。写真は荒い砂子です。
砂子は箔を篩(ふるい)で細かくしたものです。
篩の目の大きさで、荒い砂子や細かい砂子が出来上がります。


始めに染紙に薄い膠液を引きます。


竹の筒に入れた砂子を撒きます。


そのあと、押さえ紙で押さえて、砂子を定着させます。


砂子は荒い、中くらい、細かい、の3種類用意します。
お一人様、5枚を仕上げてもらう予定でいます。

砂子で料紙を装飾する楽しさをぜひ体験してください。

《体験会日程》
 9月6日㈮       13:00~14:30
             15:00~16:30
 9月7日㈯       10:30~12:00
               13:00~14:30
               15:00~16:30
《参加費用》
  お一人様  4,320円(税込)
《定員》
  各回  6名様
《お申込み・お問い合わせ》
   ゴールデン文具株式会社
     ℡  045-201-7118
     FAX 045-201-2039 

皆様のお申し込みをお待ちしております。

水戸京成百貨店 ワークショップのお知らせ

継紙を作ろう! 体験ワークショップ

水戸京成百貨店にてワークショップを開催いたします。

ハガキサイズの継紙を5枚作ります。

初級の簡単な継紙です。
型紙に合わせて型抜きをし、貼り合わせる作業です。

ハガキサイズの料紙を5枚用意いたします。

型紙に合わせて、アイスキという彫刻刀をつかって
型抜きをします。

継いだところの段差を少なくする作業をします。

貼り合わせて継紙が出来上がります。

【日程】
 8月3日㈯  第1回 午後1時から
        第2回 午後4時から
 8月4日㈰  第1回 午後1時から
        第2回 午後4時から 
    所要時間 約90分です

【定員】10名様 お子様から大人まで 
         予約が必要です

【参加費】 お一人様 3,780円(税込)

【会場】水戸京成百貨店 6階 陶器脇特設会場

【ご予約・お問い合わせ】
    ℡ 029-221-2786(直通)  
        担当  大内俊太さん

この機会に、ぜひご参加下さい。

野毛を作る その3

箔合わせをした合わせ箔を板から剥がします。

今度は紙に貼りついた合わせ箔から、台紙となった紙を
取り除く作業です。

合わせ箔の周り、1㎝くらい残して台紙を切ります。

バットにお湯を張り、紙の面を下にして
お湯に浮かべます。

紙が十分お湯を吸い込んだら、紙の面が上に来るように
新聞紙の上に置きます。

あて紙をして、余分な水分を取ります。

この状態で、ピンセットを使って箔から紙を
取り除きます。

合わせて厚くなったといっても、簡単に破れます。
慎重に、慎重に。

この間の写真をうまく取り込めていなかったようで
いざ使おうと思ったら、無い!

ショックですね。

で、載せた写真は、台紙を取り除いた後の
合わせ箔だけになったところです。

銀は保存しているうちに焼けてしまうので
一旦乾いてから、トメドーサを引きます。

この状態で数日乾燥します。

次に合わせ箔を、重ねます。
大体15枚から20枚くらい。

重ねた状態で、短冊状に切ります。
紙をあてて、カッターナイフで切ることが出来ます。

この状態で、桐箱に入れて保存します。

次回は、この短冊から野毛を切ります。

野毛を作る その2


ドーサ液による箔合わせ。

1枚目の箔を貼り付けたところからの続きです。

通常5枚から7枚合わせます。
今回は7枚合わせ。

ここで重要なことは、製作時期の問題。
箔合わせをしたのは5月です。
一年のうちで箔合わせをするのは、4月か5月だけ、
と伝えられています。

それで、貼り付けるのは1日に1枚。
1枚貼り付けたら、1日以上間を開けます。
天気が悪いと2~3日作業はお休みです。

ドーサ液を引いて、箔を貼り付ける、という作業を
1日1回、7回行います。

これで、板に張り付けた半紙の上に
ドーサ液で箔を7枚貼り合わせたことになります。

さて、またしても次回に続きます。

野毛を作る その1

箔の装飾に野毛は大切です。
元永本古今集など、古筆に多く使われています。

野毛は細く切る前に箔を何枚も合わせる「箔合わせ」をします。
箔合わせは
 ・熱で合わせる方法
 ・ドーサ液で合わせる方法
の二種類の技法があります。

今回はドーサ液で合わせる方法をお伝えしたいと思います。

最初に作業用の板に半紙を貼り付けます。
縁だけ糊を付けて中央は浮いた状態です。
半紙はあらかじめドーサが引いてあります。


次に、合わせる箔で、「あかし箔」を作ります。
箔の間紙にバレんで油分を軽く付け、箔が紙に張り付いた状態を作ります。
「あかし箔」については、ここで詳しく説明するよりも
検索して頂いた方が、より詳しく説明されているので、お薦めです。

手軽に「あかし箔」を作る方法として、あかし用のロウ紙が販売されてます。

 

板に張り付けた半紙にドーサ液を引き、あかし箔を使って
一枚づつ貼り付けます。

ここで、1日から2日乾かします。

さて、続きは次回。

「京で料紙を遊ぶ」無事終了しました!

「京で料紙を遊ぶ」無事に三日間の展示を終了しました。
多くのお客様にご来場頂きました。
心より感謝申し上げます。

今年は桜の季節で、幸運でした。
せっかく満開の夜桜を見に行ったのですが
酔っぱらっていて写真がありません。(笑)
高瀬川沿いの桜並木を見に行ったのですが、
とてもきれいでした。

「京で料紙を遊ぶ」5日㈮からです!

京都ぎゃらりい百之助にて
「京で料紙を遊ぶ」もうすぐ始まります。

4月5日㈮、6日㈯、7日㈰ の三日間です。

特別講座「継紙」中級編 
まだ、お席に空きがあります。
お電話、お待ちしています。

空きがあれば、当日参加もお受けしています。

皆様のお越しをお待ちしております。

写真は講座に使う「重継」部分の料紙です。
三色用意致しました。

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