今日は、茨城県つくば美術館に筑波大学の修了展を見に行ってきました。
写真の屏風は、江戸初期の烏丸光廣「聚楽行幸和歌巻」の臨書作品です。
料紙の製作をさせて戴きました。
作者の方との出会いは、平成24年11月。
私が講師の一人として参加した、和紙文化講演会でした。
そこで料紙製作の依頼を受け、工房にも訪ねて来て下さいました。
とても熱心な方で、一生懸命作品制作に取り組んでいることが伝わってきます。
こうして展示されている作品を拝見して、感激しました。
修了展は、今月23日まで開催されています。
ここで「聚楽行幸和歌巻」の料紙のお話を少し。
元の装丁は巻物で、8紙を使って書かれています。
色使いは原本に倣っていますが、以外と斬新です。
料紙の上部に一文字に木版で文様が入っています。
龍の文様の連続ですが、ちょっとユーモラスな感じの龍ですね。
(作者の方から、ブログ掲載の許可を頂いています。)
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