かな料紙 - 小室かな料紙工房 -

伝統的製造方法で、書道用かな料紙を製作しています。このWebサイトでは、製作に係わる職人の立場から、かな料紙の作り方や種類など説明したいと思います。

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いい季節になりました。


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すっかりご無沙汰をしてしまいました。

具引きをするのに、とても良い季節になりました。
今日は、絵の具を合わせる前に胡粉を煮るお話です。

水に漬けて置いた胡粉を、膠や顔料を混ぜる前に
一時間くらい弱火で煮ます。

胡粉は、水に漬けておくと緑色のカビ?のようなものが
発生します。

煮ることによってほとんど出ることが無くなります。

紙を染めてから長い時間が経過した時、
湿気など保存の条件が悪いと

紙の表面にカビのような斑点が出ることが有ります。
煮ることにより、かなり軽減されるそうです。

今の季節は膠の状態が良いので、加工をしていても
心地よさがあります。
腕が上がったわけではないですね。

コメント

  1. 徳橋恭子 2014.09.18

    胡粉を煮るのは初めて聞きました。
    カビ防止なんですね。
    日本画でも胡粉の下地作りは難しいですが、本当に色々な対応があるのですね。一つ一つを丁寧に確実に。やはり基本ですね。

    • 小室 久
      小室 久 2014.09.18

      徳橋様、ありがとうございます。

      若い時に、他の業種の職人さんに、「胡粉、煮てるかい?」と聞かれたことがありました。
      基本の作り方は同じなんだなー、とその時感じました。
      これも先人の知恵ですね。

展覧会のお知らせ

  1. 平成30年1月19日(金)~28日(日)

    かな料紙―小室かな料紙工房展示会―

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