箔の装飾に野毛は大切です。
元永本古今集など、古筆に多く使われています。
野毛は細く切る前に箔を何枚も合わせる「箔合わせ」をします。
箔合わせは
・熱で合わせる方法
・ドーサ液で合わせる方法
の二種類の技法があります。
今回はドーサ液で合わせる方法をお伝えしたいと思います。
最初に作業用の板に半紙を貼り付けます。
縁だけ糊を付けて中央は浮いた状態です。
半紙はあらかじめドーサが引いてあります。
次に、合わせる箔で、「あかし箔」を作ります。
箔の間紙にバレんで油分を軽く付け、箔が紙に張り付いた状態を作ります。
「あかし箔」については、ここで詳しく説明するよりも
検索して頂いた方が、より詳しく説明されているので、お薦めです。
手軽に「あかし箔」を作る方法として、あかし用のロウ紙が販売されてます。
板に張り付けた半紙にドーサ液を引き、あかし箔を使って
一枚づつ貼り付けます。
ここで、1日から2日乾かします。
さて、続きは次回。
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