かな料紙 - 小室かな料紙工房 -

伝統的製造方法で、書道用かな料紙を製作しています。このWebサイトでは、製作に係わる職人の立場から、かな料紙の作り方や種類など説明したいと思います。

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膠文化研究会


20130701

第三回膠(にかわ)文化研究会に参加しました。
会場は、東京芸術大学美術学部中央第一講義室。
写真は門を通ってから会場の建物へ向かう間です。

数年前、和膠を製造する最後の生産者さんが廃業しました。
仕事の上で膠はとても重要な材料であるにも関わらず、
生産の現場が厳しい状況であったことは知りませんでした。

研究会は、作家、文化財修復技術者、研究者、教育者、
などの方々による集まりで、とても内容の濃いものでした。

興味のある方は、膠文化研究会のウェブサイトが
ありますので、アクセスしてみてください。

膠の話は、後々投稿していきたいと思っています。

コメント

  1. TOSHIO 2013.07.01

    これは墨を使う私たちにも大きな影響がありました。
    煤といい伝統文化を取り巻く環境は本当に厳しいですね。

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      小室 久 2013.07.01

      ゼラチンの製造メーカーさんが、飛鳥という名前の三千本膠を
      復元製造してくれるようになりました。製法は最新の研究に
      もとづいて、行われているそうです。
      多くの研究者の方が、伝統的和膠の製造を残していくために
      努力しておられます。心強いです。

      洋本修復家の方が、革製の本の表紙を修復するのに
      和紙を使う話をされていました。驚きました。

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