かな料紙 - 小室かな料紙工房 -

伝統的製造方法で、書道用かな料紙を製作しています。このWebサイトでは、製作に係わる職人の立場から、かな料紙の作り方や種類など説明したいと思います。

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ぼかし染め(刷毛ぼかし)


DSC02951 刷毛を使う「ぼかし染め」のお話です。 今回は、初の動画にチャレンジです!!

作業机を写真のようにセットしています。 動画は手元しか映っていないので、
周りは写真から 想像してください。

あらかじめドーサを引いた紙を使います。

最初に水を引きます。

次に顔料をのせ、三種類の刷毛を使って色を広げるように ぼかして行きます。

布で拭いているのは、刷毛を乾いた状態で使うためです。 刷毛筋が出ないようにしています。

ぼかす位置を変えながら、続けて染めていきます。 広げて乾燥させます。

DSC02946


この後に、墨流しを入れたり、箔を撒いたりといった作業に移ります。

 

コメント

  1. 徳橋恭子 2014.04.10

    もう。見ていいのでしょうか?
    貴重な作業の現場を。

    作業の最初はとても興味があります。
    完成されたものより、油絵なら素描。日本画なら下絵に私は興味があります。

    ドキドキしました。

    本当に伺ってお話を聞かせて頂きたいです。

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      小室 久 2014.04.11

      徳橋様、ありがとうございます。

      工房見学、歓迎致します。
      お時間ある時にぜひお出かけください。

  2. 2014.04.10

    手際よく、さすがですね。
    紙の下に敷いているのは何ですか?

    何かの参考に、しっかり覚えておきます。

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      小室 久 2014.04.11

      崖様、ありがとうございます。

      下敷きは、機械漉きの裏打ち用鳥の子です。
      箔を撒く作業の時も、同じ鳥の子を使います。

      作るものによって、下敷きに見当になるように
      書き込みをすることもあります。(ぼかしの範囲、位置などです。)

  3. すみれ 2014.04.11

    ぼかし染めの動画をUPしてくださり有り難うございます。興味深く拝見いたしました。美しい料紙を見るとうっとりします。いつか実際手にとってみたいなぁと思います。

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      小室 久 2014.04.11

      すみれ様、コメントありがとうございます。

      興味を持って頂けて、嬉しいです。
      よろしくお願い致します。

  4. hiropippi 2014.04.11

    動画ありがとうございます!繰り返し何度も見させて頂きました。刷毛の使い方とか、実際にやってみないと感覚がつかめないですが、とてもためになりました。しわひとつなく仕上げられていて、ため息ものでした。

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      小室 久 2014.04.11

      hiropippi様、ありがとうございます。

      何度も見て頂けて嬉しいです。
      染めている間中、少しづつ紙が伸びていくので
      しわに関しては慣れるまで時間がかかりました。

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