かな料紙 - 小室かな料紙工房 -

伝統的製造方法で、書道用かな料紙を製作しています。このWebサイトでは、製作に係わる職人の立場から、かな料紙の作り方や種類など説明したいと思います。

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工房日記の記事一覧

木の皮を削る

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茶色の染料になる楢の材木を切って、小屋に収め終わったのが上の写真です。

こうして楢の木を積んでおくと、絶好のカミキリムシの仲間の繁殖場になります。ときどき玉虫が産卵しているらしく一年の内に何匹か見かけることがあります。木の内部をかじってしまうのですが、あまり大きな影響は無いので、
そのままにしてあります。

それからナタで皮を削る作業をします。なんと効率の悪い仕事を、と思われると思いますが、こうして手で削った方が良い色がでるのです。どうしてかは分かりません。

次回は、釜で皮を煮て染料を作る工程です。

草木染

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楢(なら)の木の皮

写真は、楢の材木を仕入れたところです。使うのは皮だけで、木の部分は
皮を煮出す時の薪として使います。皮を煮て茶色の染料を作ります。
この状態では取り扱いが出来ないので、適当に三つに切って小屋にしまいます。一つが60㎝くらいの大きさになります。

この写真を見て、かな料紙にはなかなか結び付かないですよね。
通りがかりの方に、何やってるんですか?とよく聞かれます。うまく説明できません。

次の工程は、また次回の投稿で!

和紙を加工する仕事

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漬け染め(写真は染めた紙を干しているところです)

和紙を染料に漬けて染める作業をしています。
染料は、楢(なら)の皮を煮出して作った染液で、茶色に
染まります。ほどよい古色になるので、古筆を書くには
ちょうど良い落ち着いた色になります。

高野切用紙は、薄い茶色の染め紙に荒い雲母の粉が
蒔いてあります。

関戸本古今集は、濃淡の茶色の染め紙が使われています。

小島切は、茶色の染め紙に荒い雲母の粉が蒔いてあり
飛び雲と言われている小さな雲がところどころに装飾されて
います。

このような感じで、かな料紙製作に関する内容を投稿していく
予定でいます。
御訪問の皆様、どうぞよろしくお願い致します。

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