かな料紙 - 小室かな料紙工房 -

伝統的製造方法で、書道用かな料紙を製作しています。このWebサイトでは、製作に係わる職人の立場から、かな料紙の作り方や種類など説明したいと思います。

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草木染


20130409

楢(なら)の木の皮

写真は、楢の材木を仕入れたところです。使うのは皮だけで、木の部分は
皮を煮出す時の薪として使います。皮を煮て茶色の染料を作ります。
この状態では取り扱いが出来ないので、適当に三つに切って小屋にしまいます。一つが60㎝くらいの大きさになります。

この写真を見て、かな料紙にはなかなか結び付かないですよね。
通りがかりの方に、何やってるんですか?とよく聞かれます。うまく説明できません。

次の工程は、また次回の投稿で!

コメント

  1. TOSHIO 2013.04.10

    化学染料では絶対に出ない自然の色だよね!だから柔らかく深い色が出るんだろなぁ…何よりも見ていて飽きない。その分手間もかかるし…大切なところを省くと結果に出るから怖い世界でもあるね!この美しさを理解してくれる人がたくさん出てほしいです。

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      小室 久 2013.04.10

      今は、化学染料でもよい色が染められるようになりました。それでもこのスタイルは、できる限り続けていきたいです。多くの方に広げていくのも大切な仕事ですね。

  2. sho*uc*13 2013.04.10

    実は、今年の女流百人展見に行ったんです。王羲之展と掛け持ちだったので急いで会場に行ってしまったんですが、見終わって用具販売のほうに行ったら、小室さんがいらしてたのにきずきました。丁度お昼休みでお会い出来ず残念でした。

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      小室 久 2013.04.10

      大内さん、そうだったんですか!!何とも残念。またお会いする機会を楽しみにしております。ありがとうございます。

  3. ぴあにしも♪ 2013.04.11

    こんにちは♪

    書道さんのブログからまいりました。
    自然の恩恵を受けて出来るものは心が落ち着きます。

    子供が小さい頃玉ねぎの皮でガーゼを染めて綿をはさみキルティングしたベストを作った記憶が蘇りました・・・
    ブログ楽しんで発信なさってくださいませ。

    また覗かしてくださいね。

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      小室 久 2013.04.11

      ぴあにしもさん、御訪問ありがとうございます。
      「自然の恩恵を受けて」、本当にその通りだと思います。
      よろしくお願い致します。

  4. カトレア 2013.04.12

    こんにちは。フェイスブックのモモチさんから飛んできました。もしかしたら、里美でやられていますか。一度お邪魔したかな、お父さんの時代だったかな、あれは。がんばっていますね、やはり日本の伝統美は守らないといけないからね。

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      小室 久 2013.04.12

      こちらにもご訪問ありがとうございます。健康井戸端会議拝見いたしました。ずっと里美で続けております。また、ぜひ遊びにきてください。

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