紫根の試し染をしています。
太郎は今まで染色をしていましたので
工房であまり使わなかった染料を
試作してもらっています。
紫根は、使っていましたが
今回は、染め方が自己流だったので
技法の確認のために試してもらいました。
紙の試し染めを見て、
「え!何これ。」という感じ。
色が薄すぎます。
「こんなので、糸が染まるの?」
と、いう私に糸を染めて見せてくれたのが
最初の写真です。
染めた後の水洗いをしているところです。
紙を染めたものと同じ染料です。
染まるのを見ていて、驚きと感激と。
紙と糸の差を感じました。
乾燥しているところです。
以前、今回の試しとは別の機会に染めた料紙です。
少し楢の染料を混ぜて、古色にしています。
紫根はむらさき草の根で、古来より染色に
使われています。
紙と糸でこんなにも染まり方が違うとは知りませんでした!
驚きでいっぱいです。
土屋様
たぶん動物質の繊維(羊や蚕)と植物質の繊維(綿や楮)の
違いなのだと思われます。私も分らないことがたくさん
なので、頑張って学びます!