かな料紙 - 小室かな料紙工房 -

伝統的製造方法で、書道用かな料紙を製作しています。このWebサイトでは、製作に係わる職人の立場から、かな料紙の作り方や種類など説明したいと思います。

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祖父の作った料紙


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第37回日本書展を見にいきました。

会場で、お世話になっている先生が
 「あなたのおじいさんの料紙が出ていますよ」
と、案内して下さいました。

昭和59年一月に三越本店にて展示された
昭和天皇の御製を中島司有先生がお書きになった作品でした。

料紙は前年の製作だそうです。

私の工房は祖父 小室徳が創業者で、私は料紙匠の3代目になります。
工房には祖父の製作した料紙がほとんど残っていません。
なので、こうして作品になった料紙を見る機会があると
特別の思いがあります。

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部分の拡大です。

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日本書展は今月11日までです。
お時間ありましたら、ぜひお出掛け下さい。

現代書道研究所の佐伯司朗先生には、ブログへの掲載を
快く許可して頂きました。
ありがとうございました。

コメント

  1. 徳橋恭子 2015.10.07

    感無量ですね。
    お祖父様の手仕事をお父様を通し、更に未来に繋げて行く。
    伝承する事の大切さを痛感する思いです。

    • アバター画像
      小室 久 2015.10.08

      徳橋様

      ありがとうございます。
      どのような形で、次の世代に繋いでいけるか。
      これからの大切なテーマです。

      どのように展開していけるか、前向きに
      取り組んで行こうと思います。

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