大色紙の大きさの唐紙をつくっています。
今回はぼかし染めした具引き(胡粉を引いた)紙に
雲母で文様を摺る工程です。
今回も動画にしてみました。
雲母は粉状にしたものを膠とフノリで解いたものです。
木版は菊唐草文様を使いました。
紙は適度に湿しています。
これは、紙が水分を含んでの伸びることにより
摺りの時に、紙がしわになるのを防ぐ為です。
また、乾いた紙に摺るよりも絵の具の付きが良くなります。
映像では、新聞を湿し、その間に摺る紙をはさんであります。
乾燥を防ぐ為さらに、ビニールのシートで包んでいます。
浮世絵のように同じ紙に数色摺る場合は、布を湿して
全体を覆うようにします。
紙が湿っている時間が長いので、通気が悪いと紙に悪影響がでます。
ここでは、湿してから一度摺るだけなのでビニールシートでも
大丈夫です。
作業台はこのようになっています。
今回は全体が見えるように撮ってみました。
まだ編集がうまく出来ず、ただ撮っただけの映像になっています。
お許しを!
紙を湿らせておいたり、基本、木版画を刷るのと同じなんですね
崖様、ありがとうございます。
浮世絵版画の技法がベースになっています。
木版画と同じです。
唐紙は大好きです。武家好みの渋めがイイです。
雲母のものは控え目ながらも華がある。
光の当たり具合で表情が変わる。
品格がありますよね。
工房探訪楽しみです。
徳橋様、ありがとうございます。
品格を無くさないように作ることは大切だと思います。
特徴を生かしつつ、今の時代に合ったものを作りたいです。